静岡県西伊豆町

初めての伊豆半島。
初めての場所だったので不安もあったけど、宿泊先前の海を見て期待大!
前日は暗くてわからなかったのですが、朝、眼下には澄んだ海。
もうこれは海に入らないわけにはいかないっ!

目の前の島は4つの島からなり、総称して三四郎島。
見る角度によって3つに見えたり、4つに見えたりすることからこう呼ばれているそうです。
干潮時になると手前の島まで瀬が現れ、歩いて渡ることができます。
これをトンボロ現象といい、珍しい現象なんだそうです。

これもぜひ渡ってみたい!

・・・てなことで。

13日の干潮時刻は9時40分。
上の写真、真ん中では2、3人の人が足を濡らしながら
渡っているのが見えたのですが、
私たちが歩いたのは9時前だったので
すっかり瀬が現れ、道になっていました。

歩いている途中で潮溜まりを覗くと、ホンヤドカリがたくさんいましたねー。
石の上の小さな丸いものは全てヤドカリです。 わかる?


カニが泡をふいていました。
カニが泡をふくのは、水分補給した限られた水を繰り返し使っているうちに水分が蒸発したり鰓の粘膜成分が混じったりしてだんだん粘着性が出てそれが空気と混じって泡となってしまうようです。
水中に棲むカニは泡をふかないんですって。

でこのこのカニ・・・オウギガニのようでオウギガニでない。
なんでしょう?


シュノーケリングの場所はいろいろ検索して一応決めておいたのですが、
宿泊先のお土産屋さんに海女をしているおばさんがいたので、その方にお勧めの海岸を聞き、宿泊先近くの海水浴場へ。

テトラポットの向こう側(遊泳禁止区域)にたくさんの魚を見ることができると聞いたので、いけないと思いつつも家族でシュノーケリング。
デジカメが水中対応ではないので全く画像はありませんが、初めて見る世界に感動。

コバルト色のルリスズメダイ、ライトブルーのソラスズメダイの稚魚が群れて泳いでいる姿がとてもきれいでした。
私の足元から全く逃げることなく、岩礁に付いている藻をついばむニシキベラ

テトラポットの細い隙間にはトゲアシガニ
オオヘビガイの殻の中に入っているギンポ類。
前に指を出すとヒョイと隠れ、指が離れるとまた顔を出してくるのが面白くて娘は何度も遊んでました。



よく見るとテトラポットの隙間にたくさんのクロシマホンヤドカリ
クロシマホンヤドカリはオオイトカケなどのおしゃれな貝殻にはいっているものが
多くて、クボガイなどに入っているホンヤドカリとは大違い(^^;)

岩場にはシッタカがたくさんいて、時々貝殻をを右左に動かす姿が妙にかわいかったです。

他にもウミスズメ、アミメハギ、カワハギ、カゴカキダイ、キュウセン、普通のヘビギンポ、婚姻色の出ているヘビギンポ、同じヘビギンポでも全く模様が違っていたので異種かと思っていました。
他にも生き物は見たのですが名前がわからず・・・とにかく盛りだくさんのシュノーケリングでした。

午前中は海の底まで良く見えていたのですが、午後になり潮が満ちてくると水中も濁りが出て、うねりも出てきたので14時で退散。
4時間も入っていたので日焼けは免れましたが、テトラポット近くや岩場近くで泳いでいて流されないように岩を手でつかんでいたり、
岩の隙間を覗いたりしていたので気づかないうちに手を擦りむいていました。
娘はおでこまで擦りむいて・・・なんで?(~_~;)
やっぱりグローブをしておけばよかったと反省です。

タカラガイの貝殻が海の底に沈んでいるのが見えたのですが、
上から見てるだけ〜で何も取れませんでした(^^;)
物は何も収穫できなかったけれど、思い出の収穫はたくさんできたから
まぁ、いいか。

満ちてくると海に2、3m入ったところでさえ、
足が届かなくなるので泳いでばかりでとても疲れたけれど、
それ以上にとっても楽しかったぁ。

ということで今回のお持ち帰りはなし。
網もプラケースもあったのですが、プラケースを水上に上げながらの泳法は無理無理(~_~;)

次にデジカメを買うときは、やっぱり・・・いや絶対水中対応のものがいいなぁと思いました(^^;)ゞ

 

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