神奈川県三浦半島
前回と同じく逗子駅からバスに乗り、長者ヶ崎で下車。
「桜の花弁がサクラガイとなって浜に打ちあがります」と聞いていた通りに、浜には桜の花びらが・・・
う〜ん、ロマンチック♪
しかし漂着物にお宝なく・・・
家にいる海ヤドたちのために 打ちあがっている海藻類を拾うのみ。 |
魚が打ちあがっているのが多かった・・・なぜ??
まだピクピクと動いているのもあり、容赦なくハエがたかっていた。
前回、一部海が邪魔をして浜をずっと歩くことができなかった場所があり、戻って道路へ上がった場所があったので
前回通りに道路へ上がったら・・・なんと、潮が引き、磯が現れていたっ!!
当初、前回タカラガイを見つけた場所で磯遊びをする予定でいたが、せっかくの磯、ちょっとだけ覗いて行こうと思い
磯へ降りた。
ここは転石の磯場。 朝、アクアシューズを持とうか悩んでいたのだけれど、陸続きの磯だったら必要ないかと思い、持ってこなかった。 結局、靴は濡れ、Gパンの裾まで濡らし、挙句の果てにはお尻まで塗れることに・・・失敗! |
おおっ!これはピカピカなマメシボリダカラっ?!お初なので採ろうと思ったら・・・住人ありで残念・・・とほほ。
赤い触角が目に付いて採ってみたら、ケアシホンヤドカリだった。
続いてケブカヒメヨコバサミ。
初めて見つけたアオウミウシ!
潮が引いてしまい、 岩に取り残された個体は 小さく縮んでいる。 (真ん中の青い塊) 2匹も見れるなんて嬉しいかぎり。 |
ムカデミノウミウシも発見! こちらも岩のところでは小さく縮んでいる。
今回一番多く見れたのがムカデミノウミウシ。
アズキウミウシ発見! 2cm程の個体で、こちらもお初。 |
左からダイダイウミウシ、クロシタナシウミウシ、アメフラシ。
左から、謎の生き物??、イッカクガニ?、ベニツケギンポ、岩をひっくり返すとバフンウニ、ヤツデヒトデ
もうこんなに見れたら移動できなくなり、気がつけば・・・周りは家族連れでたくさん。
磯遊びしている人、勝手に海藻とっている人などなど。
海藻の下から動いているものが・・・と思ってジッーと見ていると、ほらっ、ヤツデヒトデが出てきた。
潮溜まりにアジらしき魚が行き絶え絶えの状態。
すでに肉食の貝がすう引き体に張り付いているのが見えた。 生きながらにして食されている。 恐るべし、磯。 海の生き物は本当に貪欲だ。
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結局2時間もここで費やしてしまい、気づくともうすぐお昼。
当初予定していた磯は歩いて通り過ぎるだけとなってしまった・・・こちらでは潮干狩りをしている人が多かった。
採りたかったけれど、砂利の下だから熊手がないと採れないね。
遊んだ磯は転石地だったため、一つの潮溜まりが大きいところがあり、どうしてもここが渡りたかったり、
どうしても手を伸ばして拾いたいものがあったので、靴のまま入ってしまったり、海藻の上に
お尻をついたりで靴もGパンの裾もお尻も濡れてしまった。
どうせ歩いているうちにか乾くし・・・案の定、お尻も靴も表面上は乾いたけれど、今度は潮吹いて
白くなってしまったよ(^^;)ゞ
さて、最後の浜。すごく引いてる。
私は浜辺なんて、大した生き物もいないだろうから 期待できないだろう・・・なんて思っていたけれど、違った。 波打ち際目指して歩いていったので、 結局また靴が濡れることに・・・ 今度は砂だから最悪の状態、濡れただけでなく砂だらけになって しまったよ・・・ |
ところどころにきれいに貝が固まってある。
子どもが集めていたのかな?と、採ろうとしたら・・・住人がっ!?
トゲトゲツノヤドカリが入っていて、あちらこちらでこうやって固まっているのだ。
引越し?結婚?とにかくびっくり。砂浜に住むヤドカリもいたんだね、知らなかった。
と・・・桜の花弁でなく、本物のサクラガイを発見! かなり肉食貝に食されて穴の開いたものが多いけれど、たくさん拾うことができた。 夫が拾ってもらったものはあるが、自分で拾ったのは初めてだったので嬉しかった。 |
さて今回の収穫は・・・
左上から、ホシキヌタ、ハナビラダカラ、ウキダカラ(これもお初)、メダカラガイ、ウニの仲間のハスノカシパン(これもお初)
下はサクラガイ。
この大きなホシキヌタを岩と岩の隙間の水中で見つけたとき、これは生きているかもっ!どうしても採りたい!と
袖も濡れる覚悟で採集・・・残念ながら生体ではなかったけれど、こんなに大きい個体もちょっと前までは
ここで生きていたんだとと思ったらワクワクするわ〜
潮溜まりを一人でジーっとみているオバサンはさぞかしヘンなオバサンだったでしょうね・・・子どもの視線が・・・イタッ(´_`;)
でも私は負けない・・・まだまだ磯遊びやるぞ〜(~_~;)ゞ