神奈川県三浦半島

本格的な夏を迎える前に磯遊びするのなら、今日しかチャンスはないっと思い、出発!
しかし今日はお昼すぎが潮が引くピーク。
勇んで行きすぎ、潮がまだ引いてないよ〜

・・・ということで、葉山で磯遊びをする予定が結局は三浦へ。

今回は磯遊びはもちろん、
海水を汲んだり、ヒラスカシガイが食べそうな紅藻も
採る予定。

最初に見つけたのはクロシタナシウミウシ。

左画像から・・・緑色のコノハミドリガイ、斑模様のヒメマダラウミウシ、右画像から赤い触角がかわいいオトメウミウシ
青い縦縞のリュウモンイロウミウシ

左画像から・・・アオウミウシ3匹、大型のクモガタウミウシ、右画像ヤマトウミウシ。

アオウミウシを入れてたら、交接を始めました。
雌雄同体なので出会うと、お互いの精子を交換します。
体の右側の前寄りに生殖器官が配置されているので、お互いの右側面をすり寄せます。
下からも覗いてみたけれど・・・う〜ん、よく見えないなぁ。
そしてあっという間に2個体は離れていきました。

これはヤマトウミウシの産卵風景。
海水が干した岩のくぼみでのこと。
まさか産卵しているとは思っていなかったので
触ってしまったら、卵塊とくっついていてびっくり。
次回からは卵塊とくっついていたら産卵と思い、
触らぬことを誓います!

ほんと邪魔して申し訳なかった・・・

そしてまたしても失敗・・・

ななんだっ!
この紫汁はっ!?

なんと気づかないうちにタツナミガイを踏んでいたみたい。
アメフラシの仲間なので刺激を与えると
紫汁を出します。

今回タツナミガイ・・・すごく多かったですねぇ。
気づくとあっちの潮溜まり、こっちの潮溜まりにいるんですよ。
左画像のこの右の穴、肛門から紫汁がピュ〜っと出るんです。
通常は右画像・・・こんな大きさがごろごろいました。
そうそう昔、タツナミガイの紫汁は染色に使われていたそうです。 ・・・近くでカヤックを教えていた人の話を耳をダンボにして聞いた(^^;)ゞ

他に多く見られたのはイボニシの卵。画像中央の黄色いやつ。体が痒くなるほど大量の卵が岩に付着してました。

卵の上はヒジキです。
すでに刈り取られた後ですが、少し伸びてきてますね。
このヒジキですが、日本の消費量の10%しか日本産はないとのこと。  ・・・ラジオで聞いた話。
春の磯へ行くと、大量のヒジキを見るのですが10%とは・・・で、三浦のヒジキは主な生産地にはなってませんでしたね。

そうそうホヤもたくさん転がっていました。

指で押すと出入水孔から水がぴゅ〜っと
出るので、遊んじゃいました。
ごめんなさい。

左画像・・・イソクズガニですかね?ハサミのところだけ藻くずがついてなく、こんな小さな黄色いハサミを持っていたとは知りませんでした。
そして右画像、背中に何も付いてないみたいですが・・・これもイソクズガニかな?
いつもは手のひらにのせるところ、指の上にのせてみたら・・・カニだけどお腹がとっても柔らかかったです。

今回もドキドキながら水中写真に挑戦っ!やっぱりきれい〜 プラケース内で撮るより断然いいっ!

そして今回のコーミング品・・・久しぶりのタコノマクラ。なんと大きなものが2つも!
只今漂白中です。

満足した磯遊び&コーミングでした。


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